せっかく家事代行を頼んで料理を作ってもらったのに
「どうも味が合わない…」
「まずいと感じてしまったらどうしよう…」
そんなふうに不安になっていませんか?
家事代行サービスの中でも、料理代行は人気の高いサービス。
忙しい日々の食事準備を任せられるのはとても助かりますよね。
でも残念ながら、「あれ?ちょっとまずいかも…」と感じることが
ゼロではないのも事実です。
外食でも、口に合わなかったときのあの小さな哀しみ…
私もよく知っています。
せっかくお金を支払って頼んだ家事代行なのに
頼んだ意味ないじゃん…では、本末転倒ですよね。
実は、私は、料理専門の家事代行として
忙しく働く女性のご家庭の食卓をお手伝いしてきました。
このブログでは、そんな経験をもとに…
●家事代行の料理がまずいと感じる主な理由
●美味しく作ってもらうための予防策
●万が一、まずい…と感じてしまったときの対処法
●作り置き料理を美味しく食べるコツ
…をお届けします。
家事代行に料理をお願いしたことがある方も、これから頼もうとしている方も
「まずい」を繰り返さないヒントがきっと見つかるはずです。
家事代行の料理がまずいと感じてしまう5つの理由

あなたとスタッフの味の好みが違う
家庭料理の味の基準は、家庭ごとに驚くほど違います。
家事代行スタッフは万人受けを意識して調理しますが
それが必ずしも「あなたのおうちの味」と合うとは限りません。
だからこそ、「うちはこういう味が好き」
という情報を伝えていないとズレが起きやすいのです。
スタッフの料理スキルが足りていない
すべての家事代行スタッフが「料理のプロフェッショナル」というわけではありません。
レストランのような味ではなく「家庭で作れる料理」をイメージしておきましょう。
ただ、マッチングサービスの場合、プロフィールに料理が得意と書いてあっても
実際のスキルや経験には個人差があるのも事実です。
あなたの要望がうまく伝わらなかった
「もう少ししっかり味がついてる方が好きなんだけど…」
こんな風に思っていても、それを具体的に伝えていなければ、スタッフは判断に迷います。
口に合わなかったとき、多くのケースでは要望が曖昧だったことが原因になっています。
「調味料は何を使っているか?」「どのくらいの濃さが好みか?」など
細かく伝えることがとても大切です。
作り置きや冷凍で料理の味が変化してしまう
家事代行の料理は、「出来たてを食べる」のではなく
「あとで食べる」前提で作られる場合が多いです。
たとえば、煮物は味が濃くなる、揚げ物はしんなりしてしまう…など。
冷蔵庫で酸化したり食材の風味が落ちる、冷凍によって水分が飛んだり、食感が変わったりすることもあるため、作り置きの料理は食べ方次第で美味しさが大きく左右されてしまいます。
スタッフが料理中に味見をできない可能性もある
意外と知られていないのがこの理由です。
家事代行スタッフは、ご依頼者の食材を直接味見することに抵抗を感じることがあります。
また、会社によっては衛生管理上、味見を禁止しているケースもあります。
そのため「味を見ながら微調整する」といった工程ができず
感覚だけを頼りに調理していることも少なくありません。
お客さまに自ら味見をお願いするスタッフもいますが
ご依頼者が別室にいる・他の作業をされている場合は遠慮して言えないこともあります。
「味見OKですよ」・「途中で味見したい」と伝えておくだけで
仕上がりが大きく変わることもあります。
その場合、衛生面への配慮として、味見用スプーンの扱いについて確認しておくと安心です。
家事代行の料理をまずくしないための事前対策ポイント

家事代行会社は料理研修の有無も見て選ぶ
家事代行サービスは多数ありますが、それぞれ研修内容やスタッフの質に差があります。
事前研修が不十分だったり、ほとんど行われていない会社もあります。
公式サイトのサービス紹介や口コミを確認して調理に関してどこまで教育されているかをチェックしてみましょう。
好みを「具体的に」伝える
●家族構成
●生活スタイル
●どの時間帯に食べるのか
●好き・嫌い・苦手
●アレルギー
●品数重視なのか
●こった料理がよいのか
●食べる前に仕上げをしたいか・したくないか
●保存の方法
●家族の好み
辛いものが苦手/野菜多めが好き/濃いめが好き/出汁の効いた味が好き…など
あいまいに「家庭的な味で」と伝えると、人によって捉え方が異なるためズレが生まれやすくなります。
食材の調達から依頼する場合は使っている調味料の銘柄や普段、購入しているものも共有できるととてもスムーズです。
可能であれば、メモ・写真・ネットレシピのURLなど視覚的に伝えられるものがあるとより効果的です。事前に丁寧なヒアリングをしてくれる会社を選びましょう。
料理が得意なスタッフを指名・リクエストする
マッチングサービスの場合、プロフィール欄に「料理が得意」「得意なジャンル」などが
書かれていることがあります。
また、コーディネーターがつくタイプの会社であれば「料理が得意な人を希望」と伝えるだけでも選定が変わることも。
遠慮せずに、「味重視でお願いしたい」など意図をはっきり伝えておくことが大切です。
食材・調理器具・保存容器を事前に準備しておく
作業時間が限られている中、スタッフが探し物に時間を取られてしまうのは非常にもったいないこと。
食材・基本調味料・よく使う道具(フライパン・ボウル・計量器など)は、あらかじめセットしておきましょう。
作り置きを依頼するなら、保存容器も人数分以上を清潔な状態で用意しておくのが理想的です。
また、キッチンやシンクの片付けが終わっていない状態だと、その片付けで時間を消費してしまい、調理時間が減ってしまうなんてこともあります。
トライアル利用で「まずい」を事前に防ぐ
「いきなり定期契約は不安…」という方は、初回限定のスポットプランや、お試しコースを活用しましょう。いくつかの会社やスタッフを試してみるのも、一つの方法です。
家事代行経験者の私のホンネとリアル

お口に合うかな?作る側も実はいつも不安です
ご依頼者こそ、知らない人を家に迎える訳ですから、ドキドキですよね。でも、はじめてのお宅に伺うときは、私もやっぱり緊張していました。
ご要望を伝えてもらえることは、わがままではなく、信頼。
美味しく食べてもらうためには、むしろ欠かせないやりとりだと思っていました。
依頼前に決まったメニューを家で作っていました
「〇〇と△△をお願いしたいです」と事前にメニューをいただいた後、しばらく作っていない料理があれば、自宅で一度作り、味や手順を確認して家族に食べてもらっていました。
ご依頼者へのヒアリングしていたことー私の場合
・ご家族構成と人数(大人、高校生、中学生、小学生、未就学児など)
・キッチン設備(コンロの数/オーブンの有無/電子レンジの有無)
・アレルギーの有無
・食べられない・苦手・避けてほしい食材
・食べたい・好き・使用してほしい食材
・ご希望のメニュー内容
・調理の品数について
ご希望メニューの難易度・ご家族の人数・コンロ数や調理器具などにより
完成できる品数が変わるため、基本的には最低品数を確実に。
余裕があれば追加も可能であること。
・調味料について
事前に、ご家庭にあるものをご確認させていただくために、私が普段使っているものリスト。
・あると便利な備品について
食器用ふきん/台ふきん/キッチン用ビニール袋/レジ袋(ごみ袋)/保存容器/ラップ/アルミホイル/クッキングシート・ペーパーなど
3時間枠の品数目安―私の場合
ご依頼内容にもよりますが、私は3時間で最低8品。スピードも大切。でも、雑に品数だけ増やすのは違うと思っていたのでその考えを事前に、ご理解いただいたうえで、ご依頼いただいていました。
もちろん、時間にゆとりがあれば、プラス何品かお作りしていました。
お子様がお昼寝されたタイミングで
「ママもお昼寝されますか?それともランチ作りましょうか?」とお声がけ。
あるものでお昼ごはんをお作りしたら
「誰かに作ってもらったごはんを、久しぶりにゆっくり食べられました」
と言ってくださったことは、今でも忘れられません。
事前のオーダーメニューに加えて、当日の材料を見ながら、追加。
たくさん食べ盛りのお子さんがいるご家庭では
あと1品やお弁当にも使える作り置きが喜ばれることも多かったです。
作り置き+お昼ごはん込みのご依頼。
「うちの子、にんじん普段は食べないんです…」と伺っていたのですが
パクパクと食べてくれた、あの瞬間は今でも大切な記憶です。
継続のご家庭もいれば、スポット利用も
家事代行には、1回だけのスポット利用もあれば、半年以上、継続で依頼くださる場合もありました。
どちらも大切なお仕事ですが、やっぱり同じご家庭に何度も伺うようになると少しずつ「味の好み」や「動線」がわかってきて、段取りもスムーズになったと思います。
正解がないからこそ遠慮なく伝えてもらえると嬉しい
料理は、ほんの少しの好みの違いで感想が分かれてしまう世界だと思います。
だからこそ、具体的なリクエストがあると、本当にありがたいんです。
お子さまがいるご家庭では、作る人(たいていはママ)が、すごく疲れていても「ちゃんと手作りしなきゃ…」と頑張りすぎてしまうこともありますよね。
でも、もしそれでイライラしたまま食卓につくのなら、お惣菜も、外食も、全然いいと私は思っています。
なぜなら、ひとりでも、大切な人とでも、食事の時間が「楽しくて美味しいもの」になってほしい。それが、私が料理を代行する理由だったからです。
だから、遠慮せずに伝えて大丈夫です。
その一言が、あなたの食卓を、もっと温かくて幸せなものにしてくれるはずです。
家事代行の料理がまずかったときの具体的な対処法
大切なのは我慢することではなく、改善の糸口を探ることだと思います。
まずはスタッフに丁寧なフィードバックを伝える
直接伝えるのは気まずい…と感じる方も多いですが
改善を求めるなら「〇〇がもう少し薄味だとうれしいです」など
やわらかく、具体的に伝えるのがベストです。
否定や感情ではなく、要望として伝えると、スタッフも前向きに対応しやすくなります。
言いにくいときは運営会社・コーディネーターに相談する
直接伝えるのが難しい場合は、間に入ってくれる存在に頼るのも一つの手です。
コーディネーターや運営窓口を通じて「こうしてほしい」という希望や気になる点を伝えれば角が立たずに改善してもらえることが多くあります。
「もう一度好みを伝える」だけで味が変わることもある
一度のすれ違いで「もうダメ」と感じるのは、少しもったいないかもしれません。
味のズレの多くは、「伝えきれていないだけ」「理解のズレ」から起こるもの。
「もっとこうしてほしい」とリクエストすれば、次回から改善されることも十分あります。
料理の相性が合わなければスタッフの変更を検討する
どうしても味が合わない・改善されない場合は、無理をせずスタッフの変更を検討しましょう。
何度か依頼する中で、「この人の料理が好き!」と相性のいいスタッフと出会えることもあります。無理せず続けられる人と出会えることが、心地よく家事代行を活用するポイントかもしれません。
「家事代行で頼めること・料理」の基本ガイド

家事代行サービスで依頼できる料理関連の内容
料理代行では、次のようなサービスを依頼できます。
●料理の作り置き
●お弁当や夕食のおかずづくり
●ホームパーティーの料理
●材料の買い物(希望に応じて商品指定や予算設定も可能)
●栄養バランスや好みに合わせた献立作成
●食材の下ごしらえ(カット、下茹でなど)
●調理全般(スピーディーに提供)
●調理後の後片付け…など
料理代行をお願いするときに準備しておくべきこと
家事代行の料理をスムーズに、希望に近い形で進めてもらうには事前準備が重要です。
●料理の材料・調味料・調理器具は事前に揃えておく
●保存容器は「作る品数分+予備」を用意しておくと安心
●アレルギーや苦手食材、触れてほしくないものは明確に分けておく
「うちでは○○が必須」「この容器は使わないでほしい」など
細かなリクエストこそ、事前にしっかり伝えることでトラブルを防げます。
家事代行サービスの基本的な流れ
■問い合わせ・申込み
ホームページから申込み。希望の内容・日時を伝える。
■事前打ち合わせ
スタッフやコーディネーターと詳細を確認。作り置きの品数・家族構成・好み・アレルギーなども共有。
■スタッフの紹介
希望に応じた料理スタッフが選定される。スキルや経験の確認ができる場合も。
■サービス実施
当日、決まった内容でスタッフが訪問。必要に応じて料理後の確認も。
■終了&支払い
仕上がりを確認後、支払い。今後の依頼についてフィードバックするのもおすすめ。
作業のレビューを求められることもあります。レビューは、スタッフ自身のためにも、他の依頼者のためにも正直に書くことをおすすめします。
※運営会社により多少異なることがあります。
味にこだわる人におすすめの家事代行サービス
■スマイルプラス
厳しい研修をクリアした有資格者スタッフが多数在籍。初回割引あり。
■キャットハンド
人材派遣会社が運営。提案力とヒアリング力が高く、味の希望も反映しやすい。初回お試しプランあり。
■CaSy(カジー)
Web予約で手軽に利用可能。Webで24時間予約可能。評価制度やスキルチェックが整備されており、料理経験者も多い。初回限定お試しプランあり。
■タスカジ
スタッフのプロフィールや口コミを見て自分に合ったスタッフを選べる。調理師などの有資格者も登録。料金はスタッフによって異なる。
■SHAREDINE(シェアダイン)
レストランシェフや管理栄養士が登録。プロの味を自宅で楽しめる。お得なおためしプランあり。
■ピナイ家政婦サービス
国家戦略特区内の認定を受けたフィリピン人スタッフ専門。世界水準の高品質サービス。タッフは日本語・英語堪能。
■きらりライフサポート(旧・東京かあさん)
専任制で同じ人にお願いできる。初めての顔合わせでスタッフ・運営同席のもと要望をしっかり共有できる。細かい好みも次回に反映されやすい。
■アルファベリー
札幌を中心に展開。料理代行サービスに特化しており、離乳食や介護食にも対応。
「どの会社が自分に合っているのかわからない」という方は、お試しプランから始めて、相性を確認するのもおすすめです。
作り置きの料理をまずくしない保存と食べ方

家事代行で作ってもらった料理の正しい保存方法
作り置きの美味しさは「冷ます→保存→温める→食べる」の流れで決まります。
●常温放置せず、粗熱が取れたら冷蔵・冷凍へ
●冷蔵保存は2~3日以内に食べる前提で
●冷凍保存する場合は、1食分ずつ分けてラップ(さらに保存袋に入れると◎)
もしくは保存容器(冷凍・加熱OKのもの)に入れる
●水分が多い料理は冷凍に不向きなものもある(例:じゃがいも料理など)
料理によって適した保存方法は違うため「冷蔵と冷凍、どちらが向いているか」を確認しましょう。
冷凍したままチンしない方がベター
●電子レンジで加熱する前に、冷蔵庫で半日〜1日かけて解凍
たとえば…朝、冷凍庫から冷蔵庫に移しておくなど。
●電子レンジの解凍機能を使ってから、再加熱する
●湯せんやフライパンで加熱する方が風味が戻りやすい
●スープ系は電子レンジだとムラが出やすいため、鍋に移して温めると◎
冷凍→そのままレンチンは手軽ですが、急激な加熱で食感が損なわれることも。
ちょっとひと手間かけるだけで、美味しさが変わります。
食べる際にあまり手間をかけたくない場合は、事前に希望を伝えておくのも◎
美味しさを保つ加熱方法
作り置きを温め直すときは、「仕上げ直し」のイメージで。
●煮物は少し煮返すと味がしっかり馴染む
●揚げ物はオーブントースターやフライパンで再加熱すればカリッと復活
●カレーやシチューなどは、仕上げに牛乳やバターを少し加えるとコクUP
電子レンジを使う場合は
ふんわりラップで乾燥防止&少しずつ様子を見ながら温めてるのもポイント。
コミュニケーションで家事代行の料理を「美味しい!」に変えよう
「なんとなく味が合わない」「まずいとまではいかないけれど満足できない」
そんなときに大切なのは、遠慮せずに気持ちを伝えることです。
家事代行は、人と人とのサービス。しかも、「味の好み」は人それぞれ。
料理の技術だけでなく、小さなすり合わせや対話の積み重ね
そしてスタッフとの相性やコミュニケーションの取り方も、大切なポイントです。
●初回に「こういう家庭で、こんなふうにしてもらえると嬉しい」と伝える
●定期の場合は、月に1度くらい、感謝と一緒に気になることを整理して伝える
●「こないだの〇〇はすごく好みだった」と良かった点
●「こないだの〇〇は少し濃かった」など改善点
●味が合うと判断出来たら献立はおまかせにして得意料理をつくってもらう
…など
あなたの声を聞くことで、スタッフも「もっと応えたい」と感じるはずです。
あなたの好みや生活スタイルを伝えて寄り添ってくれるスタッフに出会えることを。
そして、食事時間が、もっと美味しく楽しいものになることを心から願っています。
\無料相談、実施中/
在宅ワークのヒントや料理のことでもOKです
話してみてよかったと思っていただけるよう丁寧にお答えしますね
画面を通して出会えたことに心から感謝しています
また成長を見に来てくださいね。
